走った先には一体何が見えるのだろう
ふと気付けば私はいつも全力疾走だった。
先に崖があるのか。
広い大地があるのか。
壮大な景色があるのか。
そんなこと考えもしたことがなかった。
だからなのか私は何度も崖から転げ落ちた。
何度も何度も崖から転げ落ちた。
そして涙をぬぐいながら、泥だらけになりながら何度も何度も這い上がった。
それでもやっぱりまた全力疾走で走ってしまう。
昔よく言われた言葉を思い出した。
ゼンマイロボットじゃないんだから。
できることなら崖から転げ落ちたくなんてないし、苦しい思いなんてしたくない。
ゼンマイロボットだなんてもってのほか。
けど頂上の景色は山を登った人にしかわからない様に、どん底からの高い空の景色は、崖から転げ落ちてみた人にしかわからない。
案外高い空が綺麗で清々しいかもしれない。
どんなことだって経験した人にしかその思いはわからないのだ。
崖に落ちてみるのも悪くはない。
また這い上がって一回りもふた周りも強くなればいい。優しくなればいい。そのことにすら感謝すればいい。
なぜそんなことを思ったかというと、今日はとある1人の女の子がたくさんの人に感動を与えた出来事を目の前で見たのだ。
きっと今までの長い年月、たくさんのことがあっただろう。
楽しいこと
嬉しいこと
辛いこと
悔しいこと
悲しいこと
そんな簡単な言葉じゃ言い表せれない思いが彼女にはあっただろう。
それでも継続してきた結果がみんなに感動を与えた。
先輩に。後輩に。両親に。子供達に。大人たちに。
私には彼女の積み重ねてきた経験なんてカケラもわかることなんてできない。
涙を流すことすらも。
彼女や彼女のご両親に申し訳ないと思った。
私は経験したことがないから。
うわべだけでかける言葉なんてどこを探しても見当たらない。
けど、彼女の感謝の気持ち。熱い気持ちが伝わり目頭が熱くなった。
きっとこの先もずっと忘れることのできない瞬間。
どんなことがあっても逃げ出さない。
諦めない。
一回り以上年の離れた彼女から教わりました。
そんな心と胸が一杯の1日の締めくくりに。
我が家の坊ちゃん。
習い事の英会話教室のクリスマスパーティーでサンタさんにおねだりしたもの。
何と石鹸置きでした。
何故に石鹸置き？笑
そんな私とは反対にサンタさんから石鹸置きをもらって誇らしげな我が息子。
他のお友達はかっこいい剣やおもちゃ。女の子は可愛いぬいぐるみやアクセサリーをもらっていました。
そんな中、我が子は石鹸置き笑
他のお母さんたちと、彼の小さな片手に握りしめられている石鹸置きに笑っていると。
息子からびっくりな発言が。
「これね母ちゃんのためにもらったんよ。だから母ちゃんにあげる。石鹸置くやつなかったでしょ」
・・・
・・・・・・
息子よ。
笑ってごめんなさい。
我が家には石鹸置きがなくて、わざわざ石鹸置きを買うのもなーとケチってお皿の上に置いていた私を知っていたのか。
せっかくのサンタさんからのプレゼントを私のために使ってくれました。
さらにこみ上げる思い。
他のお母さん方から聞いた話。。。
「颯真君はうちの娘が英語教室の前で、行きたくないと泣いていたとき、ずっと声をかけてくれて手を繋いで教室の中に入ってくれたんです。すごく優しくて紳士でした。」
またしてもこみ上げる思い・・・
お前は本当に４歳児か！！
と突っ込みたくなる反面、４歳でここまで自立させてしまったのは私の責任だと彼に申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
お調子者だって彼の才能。
こんなに優しい心を持っている。
私は優しくしてあげれていないのに。いいお母さんじゃないのに。
ちゃんと彼は彼の心を持って私がしてあげれてないこと、ちゃんと周りにしてあげている。
心が優しい子に育ってくれて本当にありがとう。
母ちゃん愛息子のおかげで日々勉強です。
３４歳。誰かからクリスマスプレゼントをもらうだなんて夢にも思っていなかった私に。
４歳児からもらった可愛いクリスマスプレゼント。
母ちゃんずっと大切にします。
AtelierEでもたくさんのクリスマス商品を取り扱っております。
たくさんのクリスマスリース達
可愛い雑貨達♪
完売商品も増えてきましたので、お気に入り商品はお早めのご注文をお勧めいたします♪
花が笑顔と幸せを届けてくれますように(*vωv)
〜花×人〜
Atelier E
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